欧州低電圧指令(European Low Voltage Directive)2014/35/EUは、電気機器の使用に起因する全てのリスク、すなわち、電気に関するリスクだけでなく、機械的・化学的リスク(特に、腐食性物質の放出)、騒音と振動など健康面のリスク、人間工学的側面のリスク(低電圧指令で意味するところの危険(Hazard)から防護するために人間工学的要件が必要である場合)を対象としています。LVDでは、この指令の必須基本要件(Essential Requirements)にあたる11の安全目標(Safety Objective)が設定されています。
電気機器が整合規格に従って製造されている場合には、LVDの安全目標に適合しているとみなされます。別の方法として、製造業者は、整合規格や国際規格、国内規格を適用しないでLVDの必須基本要件(すなわち安全目標)に適合した製品を製作することもできますが、この場合、当該製品は、LVDの安全目標に適合しているとはみなされず、適合性を証明するために低電圧指令の安全面を満たすために採用した解決方法を技術文書の中に盛り込む必要があります。
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