フェイスカバーのための
BSI Kitemark™

新型コロナウイルス流行によって、フェイスカバーの着用が日常生活の一部になりつつあります。これらは、着用者の鼻と口を覆うように設計されており、感染の拡大のリスクから着用者ではなく他の人を保護することを目的としています。

ここでいうフェイスカバーは、PPE（個人用保護具）でも医療機器でもないため、PPEや医療機器の要件に準拠しているとは評価されないことに注意が必要です。 PPEまたは医療用マスクは、特定の規制要件を満たさなければならず、BSIなどの承認されたNotified Bodyによる評価が必要です。

フェイスカバー用のBSI Kitemarkは、それらの製品が（着用者ではなく）周囲の人々にある程度の保護を提供するという確信を消費者にもたらします。この認証スキームは、製品が意図したとおりに機能するように独立して評価されていることを実証したいフェイスカバーの製造者様向けに開発されました。

製品のBSI Kitemarkの達成は任意です。BSI Kitemarkは、BSI独自の品質マークであり、品質、安全、信頼のシンボルとして世界中で認められています。

本認証プログラムは、PPEの試験における30年以上の経験を活かして、BSIの専門家が開発したフェイスカバーやその他の技術要素に関する自主的な技術ガイドを使用して設計されています。

フェイスカバーのBSI Kitemark認証を取得するための最初のステップは、製品のサンプルを試験することです。これは、初期型テストと呼ばれています。フェイスカバーは、消費者の快適性とパフォーマンスを保証するために、ろ過や通気性に関する様々な試験を当社の試験所で受けます。信頼性を示し、製造されたカバーが適切なレベルの使用及び保護を提供し続けることを確認するには、製品を継続的に評価する必要があります。品質マネジメントシステム（QMS）を導入している組織の場合、QMSを監査するか、（オンサイトまたはリモートにて）フェイスカバーの製造に関連するISO 9001認証を確認します。これが行われ、すべての要件が満たされると、BSI Kitemark証明書が発行されます。

基本的には、下記の対応が継続的に必要です：

・年に2回、オンサイトまたはリモートでQMSを監査する

・年に2回、BSIの試験所にて製品試験を実施

・品質マネジメントシステム（QMS）を導入していない組織では、継続的な品質管理の手段として、BSIラボで製品の各バッチの試験を行います

• 差別化により、競争力を高める

• 認定された仕様に対して製品を試験することで、リスクを軽減

• 製品に信頼のマークであるBSI Kitemarkを表示することで、消費者の信頼を獲得

• 独立した評価により、製品の一貫性、パフォーマンス、品質の確保が可能