食品安全から「食品の持続可能性」へ
近年、FSSC 22000、BRC、SQF、ISO 22000などの国際的な食品安全認証制度が広く普及し、日本国内はもちろん、発展途上国でも導入が進んでいます。食品安全は、今や世界共通の基準(グローバルスタンダード)となったと言えるでしょう。
こうした状況を踏まえ、食品業界には「安全に届ける」だけでなく、製造から販売までのサプライチェーン全体を、環境に配慮した持続可能な形で構築することが求められています。
その取り組みにおいて、特に注目されているのが「レインフォレスト・アライアンス認証」です。
レインフォレスト・アライアンス認証とは?
「レインフォレスト・アライアンス」は、持続可能な農業やサプライチェーンの推進を目的とした国際的な非営利団体です。熱帯地域を中心に、森林保全、環境保護、気候変動への適応、労働者の人権保護、そして生計の向上など、世界各地で幅広い活動を展開しています。
この団体は、自然環境の保護と、農業生産者や森林地域に暮らす人々の生活水準の向上を目指すうえで、社会と市場の連携が不可欠であると考えています。そこで、責任ある調達に取り組む企業、より良い選択を望む消費者、そして農家や森林地域のコミュニティなど、サプライチェーン全体の利害関係者を結びつけ、協力を促すために構築されたのが「レインフォレスト・アライアンス認証」です。
動画のご紹介:5分で解説する持続可能なサステナブルなサプライチェーン
今回ご紹介する動画では、持続可能なサプライチェーンがなぜ必要とされているのか、その背景や消費者意識の変化、企業の取り組み事例などを、約5分間でコンパクトに解説しています。
持続可能なサプライチェーンは、単なる社会貢献にとどまらず、企業の成長戦略としても重要な要素です。
環境や社会に配慮した取り組みに関心のある方は、ぜひ動画をご覧ください。