ISO 26000 社会的責任

CSRは、事業活動が生み出す経済的価値(よりよい製品・サービスの提供、利益の計上など)だけでなく、社会的価値(ステークホルダーのニーズへの積極的な対応など)を重視して経営を行うことです。

ここ数十年以内に、企業のCSRへの取り組みは組織にとって必要不可欠なものになっています。グローバルな意識が高まるにつれ、世界中の企業が社会的に責任ある行動をとる必要性とメリットをますます認識するようになってきています。



ISO 26000 とは

ISO 26000(社会的責任に関する手引き)は、ISOが中心となり、国連、ILO(国際労働機関)、各国政府、産業界、NGO/NPOなど多様な立場の人が関わり作り上げた、SR(Social Responsibility:社会的責任)に関する規格です。

ISO 26000は企業だけに限定されず、あらゆる組織に適用できるため、CSRからその対象を広げたSRとなっています。ISO 26000は、社会的責任を自身の組織文化に取り入れていくための「ガイダンス規格」であり、認証を行うための規格ではなく、「手引き」として使う位置づけのものです。

「手引き」ではあるものの、国際基準として発行されているため、今後ISO 26000を組織がどのように考慮しているかが、CSR/環境報告書の中でも求められてくることが考えられます。


CSR/環境報告書の検証について

意義あるCSR・環境報告書を発行するには

企業や組織が、「社会の持続可能性(sustainability:サステナビリティ)を考慮して事業を行っているか」が、組織評価・判断が行われる際の重要な指標になりつつあります。このままでは社会及び環境が、「持続可能ではなくなる」という危機感の増大により、「企業の社会的責任」が注目を集めています。

2010年11月に、国際基準である『ISO 26000(社会的責任に関する手引き)』が発行されました。これにより、組織が社会的責任についての取り組みについて公表するCSR/環境報告書を発行する「意義」がますます重要となってきています。

CSRとは

CSR:Corporate Social Responsibilityとは、「企業の社会的責任」のことを言います。CSRは、「企業が、責任ある行動が持続可能なビジネスの成功につながるとの認識を持ち、社会や環境に関する配慮を、その事業活動やステークホルダーとの関係の中に、自主的に取り入れていくための概念」と欧州委員会では定義されています。