「人的資本経営と
イノベーティブな組織づくり」

BSIの規格策定部門最高責任者Scott Steedmanより「グローバルにおけるサステナビリティの動向～国際規格の観点から～」 というテーマで、デジタルトランスフォーメーション、ESG課題の解決、非財務情報の開示において、国際的に推進していく上で標準化することの意義、日本への期待についてお話しました。

BSIグループ ダイレクター ナレッジソリューションズ Neil Musk、BSI チーフストラテジー＆トランスフォーメーションオフィサー Johnathan Chocqueel-Manganより、グローバルでのサステナビリティを巡る課題と、その課題に対してBSIがどのように知的資本に投資し、クライアントの課題解決に貢献していていこうとしているかをご紹介しました。

基調講演その3では一般社団法人 Japan Innovation Network（JIN）の代表理事である紺野 登様に「国際規格を活用したイノベーティブな組織づくり」をテーマに講演していただきました。

イノベーションを持続的に起こしていくための支援をされている立場から、日本企業の競争力低下の背景にある課題として、生産性向上を促す仕組みの欠如、特にイノベーションのシステムアップデートがなされていない点を挙げられていました。

また、企業の持続的な成長のためにはイノベーションがより欠かせないものとなっており、「イノベーション・エコノミー」と呼ばれるサステナブルな社会を実現することにイノベーションの方向性がシフトしつつある、という現状もご紹介いただきました。

その上で、試行錯誤する組織を実現しイノベーションを加速させるためには、イノベーションマネジメントシステムを通してプロセスを確立し、企業文化に統合させていくことの重要性や有効性について解説いただきました。

イベント後半では、「人的資本経営とイノベーティブな組織づくり」をテーマに、各界を牽引するビジネスリーダーの皆さまによるパネルディスカッションを開催しました。

ご登壇いただいた皆様

• モデレーター：ナレッジ・アソシエイツ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 荻原 直紀様
• パネリスト：
  • スリーエム ジャパン株式会社 代表取締役社長 宮崎 裕子様
  • インターナショナルSOSジャパン株式会社 代表取締役 Mark Attaway様
  • BSI 規格策定部門最高責任者 Scott Steedman

日本の企業において「イノベーションが足りない」と感じる方が76%を占めており、イノベーション推進のために必要な要素として「コーポレートカルチャー」「エンゲージメント」が上位に挙げられたBSIのリサーチ結果をもとに、イノベーションを生む組織を築いていく際の課題や取り組みについてお話いただきました。

イノベーションの社内で多様なバックグラウンドの人の交流を促しながら、社員が自律的にイノベーションを生みだす土壌を作り出していくのかについて、具体的な取り組みの例やご意見が飛び交い、活発な議論の場となりました。

BSIグループジャパン 代表取締役社長 漆原 将樹よりご挨拶の後、閉会となりました。

お客様からは、「海外、国内それぞれの動向を知ることができ、大変有意義な時間だった」「自組織でイノベーションを進める際の気付きがあった」とのお声を多数いただきました。

日本の会社・組織に人的資本経営の文化が根付き、これまで以上にイノベーションが活性化し、日本が物心両方の面で豊かな国へと向かっていけるよう、BSIジャパンはこれからも取り組んでまいります。