PAS 2080の対象範囲
- 適切な炭素削減目標の設定
- 炭素削減のパフォーマンスを評価するためのベースラインの決定
- 信頼できる炭素排出量の定量化と報告のための指標(例:Key Performance Indicators)の確立
- 炭素排出量の定量化手法の選択(限度とカットオフルールの定義を含む)
- パフォーマンスの可視化を可能にするため、インフラストラクチャの作業段階の適切な段階でのレポート作成
- カーボンマネジメントとパフォーマンスの継続的な改善
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BSIは、インフラストラクチャの組織がプロジェクト全体で使用される炭素量の削減に役立つ新たなverification certificationスキームを2016年から提供しています。それが、PAS 2080:2016 インフラストラクチャにおけるカーボンマネジメントのスキームです。
本スキームでは、低炭素インフラ・プロジェクトの開発においてインフラコミュニティが協力することを推奨しています。
英国においては、2050年までに最大2400万トンの炭素を削減し、年間14億6000万ポンドを節約する可能性があるとされています。
インフラ産業は英国のCO2排出量の最大原因の1つであり、現在、英国の総排出量の53%を占めています。2025年には、国家炭素削減目標の80%以上に増加し、2050年には再び90%に増加すると予想されています。
PAS 2080は、インフラストラクチャ資産の提供と管理を担当するすべての関係者を含む、資産の所有者/マネージャ、設計者、建設業者、製品/材料のサプライヤーに適用されます。運輸、エネルギー、水、廃棄物、通信の各セクターは、新たなインフラ資産の提供と作業計画、既存のインフラの改修の両方において利益を得ることができます。
今回、英国とオンラインでつなぎ、PAS 2080についてわかりやすくご説明するとともに、英国におけるケーススタディをご紹介いたします。