EN 303 645
コンシューマ向けIoT機器のサイバーセキュリティ

EN 303 645
コンシューマ向けIoT機器のサイバーセキュリティ

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コンシューマー向けIoT機器のサイバーセキュリティ
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EN 303 645・ETSI EN 303 645とは

欧州電気通信標準化機構(ETSI)が2020年6月に発行したEN 303 645は、インターネットに対応したコンシューマ向け製品のサイバーセキュリティの規格です。

ETSI EN 303 645は、コンシューマ向けIoT機器に初めてグローバルに適用されるサイバーセキュリティ規格であり、最も重要な規格の1つです。この規格は、世界の産業界、学術界、政府関係者のフィードバックと専門知識に基づいて開発されました。

EN 303 645の要求事項とは

サイバーセキュリティ規格は、IoTゲートウェイ、ウェアラブル、モニター、ドアロック、テレビ、スピーカー、家庭用スマート家電など、幅広いコンシューマ製品に適しています。

EN 303 645サイバーセキュリティ規格では、コンシューマ向けIoTについて、以下の13の規定または要件の概要を説明しています:

  • デフォルトパスワードの禁止
  • 脆弱性の報告を管理する手段を導入する
  • ソフトウェアを常にアップデートする
  • 個人情報の安全な取り扱い
  • データ収集の最小化
  • 安全な通信の確保
  • ソフトウェアの安全性確保  
  • 安全で文書化された通信の実施
  • 安全で文書化されたストレージの実装
  • ソフトウェアの完全性の確保
  • プライバシー影響評価の実施
  • 安全なライフサイクルの定義
  • 脆弱性開示の方針

さらに、本規格は、個人情報の保護をサポートする機能をコンシューマ向けIoT機器内に提供することをメーカーに求めるデータ保護条項の概要も示しています。

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