2024年8月1日から、IoT機器及び産業用制御システム等の無線機器に所定の義務が適用される予定です。2022年1月12日付けの欧州連合官報によると、IoT機器及び産業用制御システム等の無線機器は、それらのサイバーセキュリティに関して欧州委員会委任規制(EU)2022/30号(RED委任規制2022/30)の対象となることが発表されています。
欧州無線機器指令(RED)第3条3項 サイバーセキュリティの範囲
- 第3条(3)(d) (インターネットに接続された)無線機器は、ネットワークまたはその機能に損害を与えず、ネットワーク・リソースを悪用せず、許容できないサービスの劣化を引き起こさないこと
- 第3条(3)(e) (インターネットに接続された)無線機器は、ユーザーおよび加入者の個人情報およびプライバシーを確実に保護するための手段を組み込んでいること。
- 第3条(3)(f) (インターネットに接続された)無線機器は、不正行為から保護をするための特定の機能をサポートすること
※本内容はBSIによる参考和訳です。原文が正となります。
必ず原文をご確認いただきますよう宜しくお願い致します。
<ご参考>
欧州委員会委任規制(EU)2022/30号(英語)
本要件への準拠に向けて、対象となる無線機器の製造様および販売業者様におかれましては、あらかじめ要件の内容をご理解いただき、余裕をもって適合のご準備をされることを強くお勧めいたします。
RED第3条3項規制の範囲をカバーする整合規格の公表は今秋になる予定ではありますが、BSIでは早めのご準備をされるお客様向けに、オンデマンド動画の公開や無料相談窓口の設置をしておりますので是非ご利用ください。
BSIでは、下記の規格に基づいた試験および認証サービスの提供を通して、お客様のIoT機器の安全性および信用性の担保の手助けをいたします。
- EN 303 645