ISO/DIS 45001 発行について

新国際規格-労働安全衛生マネジメントシステム

労働安全衛生における世界初の国際規格、ISO 45001(労働安全衛生マネジメントシステム)の開発が現在進められています。本規格は、従業員及びその他関係者のために安全で衛生的な職場の提供を行います。また、組織に対して労働安全衛生パフォーマンスの向上と同時に、死亡事故や職業上の怪我や疾病を防ぐ手助けとなります。


ISO 45001発行スケジュール

ISO 45001は、現在新しい労働安全衛生マネジメントシステムの国際標準として開発されており、当初のスケジュールは2016年の発行を目指しておりましたが、スケジュール遅れが出ており、2017年まで発行が持ち越される予定になっております。

ISO 45001 は2016年2月にDIS版が発行され、2016年2月から約3か月間、各機関からのコメントや投票を5月まで受け付けました。

この際3,000件を超えるコメントが集められ、2016年6月にカナダ・トロントで開催された会議において見直しが行われた結果、ISO 45001は FDIS版には向かわず、再度第2版のDISとして議論されることが決定しました。

 

FDIS版には向かわず、再度第2版のDISとして議論される理由として、規格内の用語に関して意見がまとまらず、議論が必要だと判断されたからです。

労働者・関係者・危険に関しての用語と定義において更なる変更が必要だと判断されました。関係者と各協議の関係性、危険に関するコントロールの階層構造など、いくつかの点において未だ変更が必要とされています。

 

第2版DISは2016年12月、または2017年1月に発行される予定です。

FDIS版は2017年中ごろの発行を予定しております。

 

(今後予告なしに変更される場合があります)

  • 2016年2月:DIS(国際規格案)作成
  • 2016年12月 または 2017年1月:2nd DIS(第2版 国際規格案)発行予定*
  • 2017年中頃:FDIS (最終国際規格案)予定*
  • 2017年未定:ISO 45001 発行予定*



ISO/DIS 45001の想定されるメリット

ISO/DIS 45001は、組織の中核に労働安全衛生マネジメントを組み込み、継続的改善をもたらします。この新たな規格は、組織の戦略的方向性のなかに労働安全衛生マネジメントシステムを同期する機会となります。加えて、労働安全衛生パフォーマンスの改善に焦点をあてています。

 

ILO(国際労働機関)からは、下記の状況が報告されており、ISO 45001による労働安全衛生の改善が望まれております。

 

  • 15秒間に1人、労働災害による死亡が報告されている。
  • 毎日、労働災害や労働に関連した病気発症により約6,300人が死亡が報告されている。年間での死亡者数は約230万人。
  • 労働災害は年間で3.17億の事故が報告されている。

 

お客様からは、労働安全衛生マネジメントシステムを実施、適用した結果、下記複数のメリットを感じたというお声を頂戴しています。

  • 職務に関連する疾病及び死亡事故の減少
  • 労働安全衛生リスクの排除、最小化
  • 労働安全衛生パフォーマンス及び有効性の向上
  • 企業責任の実証及び取引先要求事項への対応
  • 企業ブランドの保護
  • 協議や参画を通した従業員のモチベーションアップ及び関与

FAQ

OHSAS 18001を認証取得済です。今後どのような対応をすべきでしょうか。

ISO 45001発行後、BSIジャパンではISO 45001の移行プロセスに則り、既に認証取得を行ったお客様のサポートをさせていただきます。お客様ができるだけスムーズに移行を行っていただけるようガイドラインやトレーニングを必要に応じて提供いたします。

規格の変更や改定が、お客様の組織に対してどのように影響が生じるかを理解し、よりよい組織運営のお手伝いをさせていただきたくサポートを行ってまいります。

> OHSAS 18001の詳しい情報はこちら

 

OHSAS 18001からISO 45001への移行について(英語)