ISO 39001は、道路交通安全においての先進国と言われるスウェーデンが、2007年8月に規格策定をISOに提案したことから、策定の検討が始まりました。
スウェーデンでは、1997年に「ヴィジョン・ゼロ」(交通事故による死傷者をゼロにする)が決議され、その結果、死傷者の減少させることに成功し、世界中から注目を集めたことが、この背景となりました。
ISO 39001は、ISO/PC241で策定が進められており、30数カ国の参加に加え、WHO(世界保健機関)やOECD(経済協力開発機構)などの団体も参加しています。
日本は、国土交通省によりISO/PC241国内審議委員会が設立され、2009年から、ISO/PC241に参加するようになりました。(最初はOメンバー※1 として参加、9月のカナダ会議以降はPメンバー※2 として参加)
※1 Oメンバー(observing member)
※2 Pメンバー(participating member)