事業継続マネジメントシステム（BCMS）規格ISO 22301が改定されました。

ISO 22301:2019は、今日のビジネス環境に合わせて改定されており、業務の中断・阻害時に運営を継続し続ける組織能力の重要性が考慮されています。

ハイレベルストラクチャー（HLS）に基づいて策定されており、ISO 9001品質マネジメント及びISO/IEC 27001情報セキュリティマネジメントなど、国際的に認められた多くのマネジメントシステム規格と統合することが可能です。ただし、規範的でない手順、更新された用語及び定義については、変化するビジネス環境に合わせて考慮する必要があります。

●箇条8の内容の順序が変更され、重複が削除された。 また、用語が簡素化され、一貫性が向上した。

●リスク選好への言及が削除された

●導入ガイダンス情報が削除され、ISO 22313 BCMSガイダンス文書が追加された

●BCMSへの変更の計画に、より具体的に焦点を当てられている

●規範的でない手順及び文書化の要求事項

●事業継続戦略は、「事業継続の戦略及び解決策」としてより明確に表現されている

●事業継続計画は、業務の中断・阻害に対応するチーム及び人々を支援することに明確に繋がっている

●業務の中断・阻害が生じても運営を継続する能力に対する信頼を高める

●評判を守る

●法的要求事項への対応

●業務の中断・阻害のコストを低減する

●競争上の優位を与える

●組織レジリエンスへの貢献