2021年版BCI Horizon Scan Report

2021年版BCI Horizon Scan Report

Leading risk and threat analysis insight to help you prepare and build resilience.

世界最高レベルのリスク分析と脅威分析に関する洞察を活用し、組織レジリエンスの備えと構築をサポートします

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2021年版BCI Horizon Scan Report
BCI Horizon Scan 2021年版BCI Horizon Scan ReportReport 2020
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第10 版となるこのBCI Horizon Scan Reportでは、今後組織が直面するであろう脅威に加え、過去12か月間において最も大きな影響を与えた事業中断に関する貴重な洞察を記載しています。本レポートは優れたベンチマークツールであり、無料でダウンロード可能です。  

 

レポートの要点

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行は、 これまでのHorizon Scan Reportで指摘されたどのインシデントよりも大きく組織を混乱させた
  • 新型コロナウイルス感染症による二次的な影響:健康と安全に関連するインシデント、 IT / 通信サービスの途絶ならびにサイバー攻撃のリスク評価もこれまでと比べて格段に高くなった
  • 過去12か月間での事業中断時に最も大きな影響を受けたのは、社員の勤労意欲と幸福度(ウェルビーイング)であった
  • 新型コロナウイルス感染症の大流行により、事業継続計画の担当者は、2021年に新たなリスクを検討することが必要となった
  • 現在多くの組織にとって気候リスクは主要な中長期的なリスクとなっている
  • 長期的な傾向分析を実施している組織の割合は過去最高の81.3% に達し、現在その半分以上で統括部署による分析が行われている

 

考慮すべき重要な点

  • 予期せぬ事態に向けた計画の策定:2019年には事業中断インデックスの下から2番目であった非職業性疾患(仕事または仕事に関連する行為によって引き起こされたものではない病気)が新型コロナの影響で本報告書では最上位となった
  • 人が最優先:最も影響が大きかった事業中断として、健康に関するインシデントと安全に関するインシデントがそれぞれ2位と3位にあげられたが、将来に対する脅威としては8位と15位であった
  • 自分の業務の範囲外についても考える:サプライチェーンの途絶が今後1年間でより大きな脅威になると予想されている
  • 楽観的な見方で将来を見据える:事業継続性プログラムがさらに成熟し、有効な投資が継続して実施される