BSI、JSA(一般財団法人日本規格協会)と規格開発に係る協力の覚書を締結

2018年3月26日

BSI(英国規格協会 最高経営責任者 Howard Kerr、以下BSI)は、JSA(一般財団法人日本規格協会 理事長 揖斐敏夫、以下JSA)との間で、規格開発に係る協力の覚書を締結しました。

3月26日午後、BSIの規格開発部門の最高責任者であるScott Steedmanが来日し、JSA理事長 揖斐敏夫氏とともに、協力覚書に署名しました。この覚書をもとに、サービス、社会システムなどの新しい分野に関する規格の共同開発をはじめ、国際標準化分野の民間ベースでの協力など、幅広い分野で連携を進めていきます。

経済社会のグローバル化、第四次産業革命によるイノベーション、IoTによるつながる社会の到来、高齢社会の進展などを背景として、サービス、社会システムを含む新しい分野のグローバルな規格開発のニーズが高まってきている中、日本の競争力強化をめざした国際標準化活動において協力すべく、BSIは、2017年3月2日に経済産業省 日本工業標準調査会(JISC)との間で、協力覚書を締結しています。

標準化の分野においては、グローバル化のニーズが益々大きくなるとともに、変化のスピードが速くなり、各国それぞれでの対応では限界があることが明らかとなりつつある中で、世界最大の標準化機関であるBSIは、日本の主要な標準化機関であるJSAとの連携強化が今後一層重要になるという認識で一致し、民間主導での新しい分野の共同規格開発、ISO/IECなどの国際規格開発での具体的な協力を推進していくため、上述のBSIとJISCとの協力覚書のもと、連携の覚書を締結することになったものです。

BSIは、民間規格からISO/IECなどの国際規格に至るまで幅広い分野での知識・経験をもとに、JSAが昨年6月より新たに始めた、民間規格(JSA規格:JSAS)の開発及び発行をする制度等において今後協力して参ります。

覚書の概要

JSAとの協力文書に記された協力活動:

① 標準化制度、規格開発・出版活動などに関する情報交換
② ISO/IECにおける国際規格開発の協力活動
③ イノベーションを加速する新しい分野(サービス分野を含む)の標準化の協力に関する意見交換、候補プロジェクト分野リストの交換、共同規格開発、新しい協力案件などについての定期的な意見交換


JSA(一般財団法人日本規格協会)について

JSA(一般財団法人日本規格協会)は、1945年12月6日商工大臣の認可を受けて設立され、東京都千代田区の特許標準局内に事務所を開設しました。 “工業標準化及び規格統一に関する普及並びに啓発等を図り、技術の向上、生産の能率化に貢献すること”を目的として活動を行っています。
<※公式ホームページより引用>