ISO 9001 最新改定情報

2015年9月15日付で世界で最も認知を得た品質マネジメント規格であるISO 9001の2015年版国際規格(IS)が発行されました。

すでに認証取得をされている組織様は、こちらのISO 9001:2015発行後、36ヶ月以内に移行を完了(認証書を発行)する必要があります。

ISO 9001の認証取得をされている組織様、及びこれからISO 9001の認証取得を検討されている組織様のために、BSIジャパンでは、ISO 9001改定及び移行に関する情報をさまざまな方法でご提供してまいります。


ISO 9001 改定について

2000年に行われた大改定以来、ビジネスは劇的に変化しています。技術革新により、私たちの働き方や、国境といった地理的な境界は、今日の世界経済において大きな障害ではなくなりつつあります。一方、サプライチェーンはますます複雑化し、入手可能な情報も膨大な量となっています。

ISO 9001は、ビジネスコミュニティにおいて効力を発揮し、今日の市場の中で関連性を維持し続けていることを確実にするために、刻々と変化するビジネス、世界の変化に対応するために改定が行われました。

ただし、重要なことは変わっていません。ビジネスの成功のために企業は顧客のニーズの高まりを満たし、適応しなくてはなりません。ISOは、もともと顧客を念頭において書かれています。それはISO 9001:2015でも何より重要とされています。


新規格のメリット

  • 事業の中核にある品質及び継続的な改善をもたらす
  • 改定された規格は、品質マネジメントが完全に組織の事業戦略に統合され、組織の事業戦略に沿っていることを確実にします。

  • リーダーシップ
  • マネジメントシステム上において、リーダシップによるより多くの関与が、組織全体の目標や目的に対して動機づけを確実にします。

  • リスクと機会の導入
  • ガバナンスにおけるコストなど、マネジメントシステムの使用を強化し、ボトムラインの改善に貢献するビジネスの機会を特定するのに役立ちます。

  • 統合アプローチ
  • 新たなISOマネジメントシステム規格のすべてに適用を行う附属書SLの導入によって、複数のマネジメントシステムの統合や実装がより容易になります。


新たなISO 9001の構造

新たな規格は、附属書SLに基づいて作成が進められました。新たなハイレベルストラクチャー(HLS)は、すべてのマネジメントシステム規格に対して共通のフレームワークをもたらします。これは、一貫性を維持し、異なったマネジメントシステム規格の整合性を取り、ハイレベルストラクチャーにマッチしたサブ箇条を作成する際の手助けとなり、すべての規格間で共通の用語を使用し、共通の理解を促進するのに役立ちます。

主な変更点は以下のとおりです。

  • リーダーシップの強調
  • リスクマネジメントへのフォーカス
  • 目標の測定と変更に関する強調
  • コミュニケーション及び認識
  • 少なくなった要求事項

新たな規格をあるべき場所に取り入れることにより、組織は、品質マネジメントシステムを自社のコアビジネスに組み込み、ビジネスにおいてより多くの利益を得ることがより容易になると気づいていただけることでしょう。



新規格への早期移行を推奨しています

BSIジャパンでは、改定版への早期移行を推奨しております。
改定版への早期移行によって得られる下記の3点によって、組織運営を効率化に繋げることができます。
  • 組織の意思決定をスピードアップさせることができる
  • 新規格の下では、マネジメントシステムの対象が事業そのものになるため、様々な意思決定プロセスについて、重複を省くことができるようになり、運用コストや手間が減ります。

     

  • 経営者が考える自社の"リスク及び機会"について、ISOの枠組みの中でダイレクトに考えることが出来る
  •  

  • 経営環境の変化について、ISOの枠組みの中で柔軟に追従できる