ISO 50001
エネルギーマネジメントシステム

エネルギーマネジメントシステムによる体系的なエネルギー使用・パフォーマンスの管理で、省エネ・節電を推進。60ヵ国以上からなるエネルギー管理の専門家によって開発された国際規格です。

ISO 50001は、2011年6月15日に正式に発行され、BSIジャパンは、2011年7月7日に国内で初となるISO 50001の認証を実施しました。



ISO 50001 とは

効率的なエネルギー管理(省エネ・節電、計画的なエネルギー配分)は、すべてのビジネスにおいて、ますます重要な課題となっています。効率的なエネルギー管理を実現していくために、エネルギーを体系的に管理するためのフレームワークであるエネルギーマネジメントシステム(EnMS)の構築が挙げられる課題に対する答えの一つとなります。

エネルギーマネジメントシステム(EnMS)は、エネルギー効率を高めると同時に、温室効果ガス(GHG)の排出量を減らすことができ、組織に競争優位性をもたらします。

ISO 50001は、組織が『エネルギー方針を作り、エネルギー消費が著しいエリアの特定を行い、エネルギー消費の削減を目標とすることを可能にする』エネルギーマネジメントシステムの要求事項を規定しています。

ISO 50001を採用し、エネルギー使用を体系的に管理していくことで、組織は温室効果ガスの排出量を削減し、エネルギー関連のコストを削減することができます。


ISO 50001 の対象

ISO 50001は、組織のサイズや業種に関係なく、エネルギー効率の改善やカーボンマネジメントの導入を目指す全ての組織に適用が可能な規格です。また、エネルギー消費の多い業界や温室効果ガス関連の法規制に関わる業界の組織の皆様にとっては、特に有効な適用を期待いただくことができます。

また、BSIといった第三者審査機関からISO 50001の認証を受けることで、組織は、『エネルギーマネジメントのベストプラクティスへ適合』していることを取引先、株主をはじめすべてのステークホルダに客観的に確約することができます。

ISO 50001は、単独で採用いただくことも、他のマネジメントシステムと統合して用いることも可能です。他のマネジメントシステムとの統合とを容易にするために、エネルギーマネジメントシステムISO 50001の構成は、環境マネジメントシステム(ISO 14001)の構成に類似した形式にて構成されています。


ISO 50001 のメリット

ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)の採用のメリットには、次のようなものが挙げられます。

  1. コスト削減
    エネルギー使用量を特定し、測定し、管理する体系的なアプローチによりエネルギー関連コストの削減をはかることができます。

  2. ビジネスパフォーマンスの改善
    エネルギー管理に関する技術的な解決方法を特定し、エネルギー使用量削減への行動を促すことで、よりサービスやビジネスの生産性を高めます。

  3. トップマネジメントの関与
    ビジネスの重要な課題として、エネルギーマネジメントが、経営会議で取り上げられます。

  4. 法令順守
    エネルギー効率に関する法令や温室効果ガス排出削減義務を満たすためのサポートとなります。

  5. 温室効果ガス排出の削減
    カーボンマネジメントの導入を促進し、ステークホルダーからの期待やステークホルダーへの義務に応えることができます。

  6. エネルギー方針・目標の周知徹底
    組織でのエネルギーマネジメント方針の周知とエネルギー効率への組織内での関心を高めます。

  7. 他のマネジメントシステムとの統合
    エネルギーマネジメントシステムを、現在、運用しているマネジメントシステムに追加・統合していくことで、さらなる利益を得ることができます。

  8. エネルギー供給の確実性
    エネルギー供給に関するリスクと脅威を理解することで、組織にとって最も重大なリスクはなにかについて特定することができます。

  9. イノベーション
    将来の低炭素社会において必要な、新しい製品やサービスの開発を加速します。

  10. 幅広い適用性
    組織の大きさや業種に関係なく、エネルギー効率の改善を目指すすべての組織に適用可能です。

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