RoHS環境指令適合のカイトマーク - FAQ

 危険物質制限指令適合のカイトマークに関するよくある質問

BSIはRoHSカイトマークをどのように取り締まり、誰がその業務を担当するのですか?

すべてのカイトマークに言えることですが、RoHS指令適合のカイトマークは、BSI内で策定された厳格な運用ガイドラインに従っています。そのため、企業にカイトマークライセンスを付与するプロセスは、常に公平で一貫しています。ここで重要な要素になるのが、カイトマークの実施要項で規定されているライセンシー に対する継続監査です。この定期監査によって、RoHS指令適合カイトマークのライセンシーにRoHSのプロセスを維持させます。

この監査は、抽出されたサンプルに対して独立的な化学分析を行うことで、さらに裏付けられます。監査で見つかった不備は、ライセンシーに明確に提示して、RoHS準拠を維持するために必要となる是正措置を取れるようにします。BSIは、英国、中国、アジアにRoHSの研修を受けた大勢の監査員を擁しています。定期的な現場監査を実行するのはこれらの監査員の責任です。 

RoHSカイトマークの価値は、その普及度によるのでは?

RoHS指令適合のカイトマークは、大きな総合的価値をもたらします。第一に、BSIはUK RoHS Conformity Assessment Group(URCAG、英国RoHS指令適合性評価グループ)のメンバーとして 、RoHS指令適合カイトマークが先日発行された国立度量衡研究所(NWML)の実施文書にある要件を満たすように取り組んでいます。

その結果、RoHS指令適合カイトマークのライセンシーは、指令に準拠する能力を実施官庁に証明できるという自信を持てます。第二に、RoHS指令適合カイトマークを取得する企業は、指令準拠のサプライチェーンと明確な販売上の強みとを通じて自社のお客様に安心感を与えることにより、商業上の大きな恩恵を活用することができます。

RoHS指令適合カイトマークを取得した企業の数が増え続けていることから、カイトマークの恩恵と価値は、明らかにサプライチェーン全体に広がっています。RoHS指令適合カイトマークを付与されたサプライヤーと取引のある製造者は、そのサプライヤーが主張するRoHSがカイトマークによって裏付けられていることを信頼し、それをエンドユーザーに対するリスク管理に役立てることができます。

企業がRoHSカイトマークを取得するにはいくらかかりますか?

全体としての費用は、企業規模とライセンスの範囲に応じて、企業ごとに異なります。 この最初の段階では、RoHS評価およびギャップ分析という、RoHS適合になるための行動計画を開始する上で役に立つ重要な構成要素が企業に提供されます。

カイトマークライセンスの費用は、総合的に見て、実施官庁に証拠を提示できないために製品を市場から回収するリスクに比べれば、取るに足らない金額です。RoHS指令適合のカイトマーク ライセンシーは、システムとプロセスを実施していること、そしてそれを実証できると確信できます。

企業はなぜ、わざわざRoHSカイトマークを取得すべきなのでしょうか?

簡単に言えば、RoHS指令適合カイトマークの取得プロセスを経ることで、RoHS指令適合カイトマークを取得したライセンシーは、実施団体から要求されればRoHS宣言の裏付け証拠を提供できるからです。この自信と信頼は、サプライチェーンを経てお客様に受け継がれます。

規格に対する欧州の姿勢は、米国のアプローチよりも合議的なのでしょうか?

英国規格、欧州規格、軍規格など、近年、規格は業界にとって欠かせない重要な要素になっており、世界中のあらゆる市場に影響を与えています。コンセンサスの程度はさほど大きな問題ではなく、何が適切かということの方が重要です。