PAS 1918:2022

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「TPM」に関する国際規格

「TPM」に関する国際規格

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PAS 1918:2022
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TPMを正しく実施するための新しいガイダンス

TPM(Total Productive Maintenance、総合的生産保全)は、自動車のサプライチェーンにおける生産効率を最大化するためのメンテナンスシステムとして、1970年代初頭に日本で生まれました。それ以来、TPMは他の多くの製造業にも広まりました。しかし、多くの組織がTPMのアプローチを採用する一方で、必ずしも正しく行われてきたとは言えません。このたび、TPMの実施方法に関する権威あるガイダンスとして、PAS 1918:2022が発行されました。

 

PAS 1918:2022の内容

TPMは主に自動化ラインを中心とした加工組立産業、プロセス産業における設備管理と生産性維持・向上のためのマネジメントシステムです。

TPMの提唱者である公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会「JIPM」とBSIが協議し、製造業やプロセス産業に役立つ決定的なアプローチを示した規格がPAS 1918です。
PAS 1918は、TPMの概念を明確にし、実施に関連する重要業績評価指標(KPI)についてのガイダンスを提供します。組織におけるTPMの導入を助けるとともに、TPMに関する共通の理解を深めることに役立ちます。TPM導入後においてもTPMは継続することが重要であり、このPASはすでにTPMを導入している組織に対しても有効なものとなっています。

 

PAS 1918:2022導入のメリット

  • TPMの一貫した標準的なアプローチの採用
  • ゼロ災害、ゼロ故障を目指し、生産性を向上させる
  • 新市場・新サプライチェーンへの参入
  • プロセスの効率化
  • リスクマネジメントの向上