この度 BSIジャパンでは、「国際規格から読み解くスマートシティの動向 」と題して、特に建築・ゼネコン・自治体・都市開発を担当するコンサルティング会社の方の皆様に向けて、「規格」の側面からスマートシティに関する定義や情報をご来場の皆様にわかりやすく説明させていただく無料セミナーを開催することになりました。
スマートシティとは?
近年、「スマートシティ」という言葉が幅広く使われるようになりました。将来あるべき都市の姿の実現のために、建築・土木業界や自治体を初めとして、様々な団体が取組を行っています。 しかし、その取組内容は、エネルギー問題や、地域の活性化、高齢化社会への対応、防災対策など、多種多様なものとなっています。
日本においては、国土交通省がスマートシティを、「都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」と定義しています。
また、スマートシティに関わる実務者向けにBSIが策定したPD 8100 スマートシティの概要では「持続的・包括的かつ繁栄を続ける未来を市民に提供するため、物理的、デジタル的、人的システムが効果的に統合されている都市」と定義しています。
「スマートシティ」という単語を使用する際には、以下の3つの要素を考える必要があると言われています。
- 社会問題と将来のあるべき姿
- 1の実現のために必要なテクノロジー
- 1の実現のために必要な人的マネジメントシステム
これらの要素を総合的に考えることによって、スマートシティの全体像が見えてくるのではないかと考えられています。
スマートシティと規格(ISOなど)の関係性とは?
先ほど定義した上記の3つの要素に対して、さらに細分化したうえで定義を明確にする取組の1つとして、「規格化」が挙げられます。
例として、下記のような規格が策定されています。
- スマートシティ運営のためのガイダンス
- スマートコミュニティにおけるデータ通信のガイダンス
- バッテリー駆動バスによる公共交通輸送システム
国や地域によって、また社会的課題によって、想像されるスマートシティの姿は様々かもしれません。それを具体化し、必要な資源を明確にしようと、多種多様な規格化が進んでいるのが現状です。
より効果的なスマートシティ開発に向けて
BSIではイギリス政府の依頼の元、スマートシティにかかわる規格やガイドラインを策定した経験があります。
この度BSIではその経験をもとに、より効果的なスマートシティの開発に向けた情報やスマートシティの定義をご来場の皆様にわかりやすくご説明させていただく無料セミナーを開催することになりました。
BSIは世界180カ国以上、86,000以上の組織にサービスを提供してきた、世界市場における認証業界のパイオニアです。イギリスをはじめ各国のスマートシティ開発を手助けしてきた実績もございます。
またBSIは、建築、土木といったビルト・エンバイロメント(建築や都市の環境)セクターのお客様とより良い関係を築いてきました。コスト管理・プロジェクト管理、サプライチェーンの管理、従業員の保護等、ビルト・エンバイロメント・セクターのお客様が抱える課題を理解し、その課題を解決する様々なサービスを提供しています。
参加者の皆様には、より現実的で、実効性のあるスマートシティ開発に対するきっかけを掴んで頂くことが出来れば幸いです。
皆様のご来場お待ちしております。