株式会社湯沢クリーンセンターに JIS Q 9091を認証

2018年11月8日

BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 根本 英雄、以下 BSIジャパン)は、株式会社湯沢クリーンセンター(秋田県湯沢市 代表取締役 安藤 誠一郎)に対し、JIS Q 9091(品質マネジメントシステム プラスチック・リサイクル材料-事業プロセスパフォーマンスに関する指針)を認証いたしました。(認証登録日:2018年9月23日)

2018年10月18日に行われた認証授与式において:
写真左より、

BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 根本 英雄

株式会社湯沢クリーンセンター 代表取締役 安藤 誠一郎 様

 

近年、リサイクル業界の内のコスト・環境意識の高まりに伴い、政府団体・民間企業共に非常に注目を集めている規格になります。

プラスチック再生材料に関しては、コスト意識・環境意識の高まりから需要が増加傾向にある一方、原材料がプラスチック廃材としているために品質維持のため用途が限定されている場合もあります。

こういった背景が考慮され、ISO 9001(品質管理マネジメント)に基づき、リサイクル業者がプラスチック再生材料の品質を管理する能力を実証できる指針として、JIS Q 9091が策定されました。

JIS Q 9091認証取得することで、プラスチック・リサイクル材料の品質をマネジメントする能力を実証し、取引関係者の間で信頼性の高いリサイクルプロセスを確実にすることができます。

こういった社会的関心・課題に寄与すべく、BSIジャパンは今後も本規格の認証サービスを始め、様々なサービスを拡充してまいります。

 

株式会社湯沢クリーンセンター 代表取締役 安藤 誠一郎 様からのコメント

JIS Q 9091認証取得の目的

プラスチック製容器包装のリサイクル事業者として、リサイクル事業を素材産業化すべく製造手順から管理方法を、品質方針として掲げる『質の向上を図り御客様に御満足頂ける品質』の言葉を基に、お客様へ目に見える形として提供すべくこの規格を取得する運びとなりました。

JIS Q 9091構築による成果、工夫、苦労した点

もともとJIS Q 9091は自動車及び家電メーカーへプラスチック再生材を提供する事業者向けの指針である為、どのように応用し運用するか試行錯誤しました。しかしながらJIS Q 9091を導入したことにより、ISO 9001だけでは対応できなかった管理項目が増え、弊社の事業プロセスパフォーマンスは大幅にアップいたしました。

認証機関にBSIを選んでいただいた理由、また審査の感想

以前からISO 9001やISO 14001で審査をお願いしており、また今回の弊社のJIS Q 9091認証取得が、BSIジャパンでの初めての認証事例となる事を知り、この規格を快くチャレンジして頂けたことが大きな決め手となりました。またBSIジャパンの審査のクオリティの高さには大変満足致しました。

今後の活用について

この規格を取得したことでプロセス管理が明確になり、お客様への見える化した情報を提供する事ができるようになりました。今回の経験を通じて、弊社は高品質の原料を提供する責任を再認識し、満足する製品を皆さんにお届けできるよう日々取り組んでいきたいと思います。


JIS Q 9091(品質マネジメントシステム プラスチック・リサイクル材料-事業プロセスパフォーマンスに関する指針)認証について

JIS Q 9091は品質マネジメントシステム プラスチック・リサイクル材料-事業プロセスパフォーマンスに関する指針であり、事業者から提供されるプラスチック再生材料の品質の確保を目的としたガイドラインです。 ISO 9001:2015への追加指針のため、ISO 9001:2015を認証取得されている組織が対象になります。 詳しくは弊社webサイトをご覧ください。 

JIS Q 9091について詳しく知る


株式会社湯沢クリーンセンターについて

平成6年に「有限会社 湯沢クリーンセンター」として設立。平成8年には産業廃棄物処理業を主に操業開始へ。その後循環型社会の構築が進む中、平成10年ペットボトルリサイクルを経て、平成19年日本容器包装リサイクル協会登録事業者としてプラスチック製容器包装のリサイクルを開始。限りある資源を守るため現在3Rの一角を担うべく再生可能なプラスチック資源を基に、お客様のニーズに対応した多種多様なリサイクル事業を行っている。

URL: www.yuclean.jp/