FSSC 22000
食品安全認証スキーム

日本食に対する世界の関心はますます高まりを見せています。しかしながら、偽装も含め国内における食品事故は絶えることがありません。異物混入やコンタミなどによる回収件数も増加しています。食品安全のレベルは年々上がっており、それを維持・改善し消費者の信頼を獲得することが必要不可欠です。



FSSC 22000 とは

FSSC(Food Safety System Certification)22000は、食品製造業界のあらゆる組織に向けた、食品安全システムの規格です。世界の著名な食品製造業、小売業といった組織によってサプライチェーンマネジメントの指針として採用され、国内でも認証取得が加速しています。

食品小売業界が中心となり2005年に設立された非営利団体、国際食品安全イニシアチブ(GFSI:Global Food Safety Initiative)によって、2010年2月に食品安全認証スキームの1つとしてGFSI承認規格となりました。

ISO 22000は、直接的、間接的に食品を取り扱う組織で幅広く利用されることを目的として開発されましたが、その要求事項は抽象的な表現にとどまる部分がありました。特に、前提条件プログラム(PRP:Prerequisite Program)といわれる、生産に関わる人員の衛生や生産環境、その他の条件によって、製品に人体に影響を及ぼしかねない病原菌などが混入する、“食品安全ハザード”の起こりやすさといった事項についての内容が不十分として、GFSIの承認には至らなかった経緯があります。

そこで、FFSC(Foundation for Food Safety Certification)が、ISO 22000と前提条件プログラムを組み合わせ、さらに、法による規制及び製造業者やサプライヤーに対する要求事項を追加した新しい食品安全の認証規格FSSC 22000を策定・発行しました。


FSSC 22000 のメリット

  1. ステークホルダーからの信頼性向上
    安全で高品質な食品の供給に注力していることを証明できます。
  2. コンプライアンス
    法規制への順守を支援します。
  3. ブランド力の強化と市場参入機会の拡大
    企業のレピュテーション(組織の評判、名声)、ブランド力、イメージの向上が期待できます。また、取引先からの要求に応える能力が高まり、市場参入機会が拡大します。
  4. リスク軽減
    食品安全を強化することにより製造物責任やリコール(欠陥商品回収)のリスクを軽減できます。
  5. コスト削減
    統一された規格を使用した認証により、社内外の監査コストを削減できます。
  6. 継続的改善
    認証プロセスは監視と是正措置を繰り返すことで、継続的改善に役立ちます。